グッドウィルやフルキャストなどの人材派遣業者が、事実上日雇いのアルバイターたちからシステム登録費とかいう名目で強制的に天引きをしていた、という問題をテレビで見ました。
「規制緩和」・・・小泉さん以来、錦の御旗になった感がある言葉です。たしかに規制緩和によってよくなった面はたくさんあります。
まず何がって、昔は電話とコンピュータをつなぐことすら禁止されていたのです!いまや、電話経由でインターネットに接続する人は少ないと思いますが、ADSLだって、使っているのは電話回線です。携帯は電話&コンピュータ端末です。
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一方で人材派遣も自由化されました。おかげで日雇い労働者のピンはねが合法化されたわけです。それでも、働きたい人に仕事を斡旋してその人が働けるようになること自体は、よいことでしょう。
持ち株会社も合法化されました。戦争につながる帝国主義的な制度として廃止されたものです。M&Aの規制も大幅に緩和されました。おかげで、会社が一つの商品として簡単に売買できるようになりました。これもまた、民間の活力増大のためによいことでしょう。
労働法関連もずいぶん規制が緩和されました。
裁量労働制や年俸制は、能力のある人にとってはよい制度でしょう。
夜間労働の規制緩和などは、どうしてもその仕事をしたい人にはよい規制緩和でしょう。
しかし、それらの結果トータルとして何が起こるのか。
一つ一つの制度変革の方向が戦前の制度に近づいていますよね。
お金儲けの何が悪い!という主張。強いものが勝つという資本主義。
出てきたものは、格差社会。戦前の社会構造です。
そして、安倍さんは憲法を改正して、戦争ができる国にしようとしています。
レシピを同じにすれば、できるものもおなじ、ってことです。
世界でもっとも(そして唯一)成功した社会主義国と言われた日本。別に私は社会主義者ではありませんが、国家レベルのノーブレスオブリージュ、心が美しいな、と思います。日本が世界に誇れたことだろうと思います。
松下幸之助に「お国から3%の手数料を頂いて商いをさせていただいている」と言わしめた累進課税も、いまは最高税率50%。
人は(マクロでみると)、差を付けて人間の欲望を刺激すると、人は一生懸命働く、という現実があります。
ひとって、なかなか賢くなれない存在だな、と思います。
そこが人間らしくていいのかもしれません。